タラの芽のトゲって食べれるの?
タラの芽を初めて調理するという人は特に気になるかもしれませんね。痛いほど鋭いトゲもありますし。。
さらに、タラの芽のトゲには毒があるのかと聞かれることも多いので、ここではタラの芽のトゲの調理や毒の有無についてまとめてみました。
春の味覚を楽しんでくださいね^^
もくじ
タラの芽のトゲは食べれるのか
タラの芽のトゲは問題なく食べれます。
というか、調理の際に熱を通すと全く気にならなくなります。
タラの芽の調理といえば代表格は天ぷらですが、天ぷらは当然のこと、おひたしや胡麻和えなどでもトゲは気にならないくらいになるので心配はいりませんよ。
タラの芽のトゲが気になるなら天ぷらがオススメ
調理前のタラの芽を見るとトゲが多くて目立ちますが、天ぷらになったタラの芽は見た目はもちろん、食感も全くトゲが気になりません。
もしかすると調理されたタラの芽の天ぷらしか見たことがなければ、あれほどタラの芽にトゲがついているというのを想像できないかもしれませんね。
中はふっくら、外側はカリっと揚がる美味しいタラの芽の天ぷらのレシピはこちらをどうぞ^^
材料(2.3人分)
タラの芽 / 10本くらい
【天ぷら衣】 /
小麦粉 / 大さじ5
水 / 大さじ3
塩 / 少々
レシピを考えた人のコメント
タラの芽。まずは天ぷらです♪
タラの芽の下処理の方法
タラの芽の調理前の下処理の方法としては、
- ハカマを取る
- 虫を除去する
- 下側の固い部分を切り落とす
これでOKです。
太いタラの芽であれば、下側の固い部分を切り落とした断面に十字の切込みを入れておくと火の通りが良くなるのでやっておくと良いでしょう。
天ぷらにする場合はアク抜きも必要ないので下処理はこれにて完了となります。
タラの芽の下処理で虫を除去するには?
タラの芽には小さくて黒い虫がついていることがありますが、ハカマの中にいることが多いです。
ハカマとは芽の下側についているちょっと赤みがかかった部分ですが、下処理としてこのハカマを除去するときに虫も取り除くようにします。
ハカマを取ったあとタラの芽を水に漬けておくと残っている虫も出てくるので、それで除去は完了となります。
おひたしや胡麻和えを作る際の下処理
おひたしや胡麻和えをする際の下処理の仕方は、先にお伝えした下処理の方法の後に
- 塩を少し入れた沸騰したお湯で1分ほど茹でる
- 冷水に投入してアクを抜く
この処理を行うだけでOKです。
冷凍保存時の下処理の仕方
タラの芽は傷むのが早いので、すぐに食べない場合は冷凍保存がオススメです。
多少は風味が劣りますが、十分美味しく食べられます。
冷凍保存の下処理は、先ほど記載したおひたしや胡麻和えの時の下処理と同じで、冷水でアク抜きをした後に水分をしっかりと切った後にラップに巻くかジップロックなどに入れて冷凍します。
また、天ぷらした状態で冷凍保存するという方法もあります。
タラの芽のトゲに毒はある?
答えから書くとタラの芽に毒はありません。
なぜタラの芽に毒があるという話があるかと言うと、同じくらいの時期にタラの芽にそっくりな木から同じような芽を出す植物があってタラの芽と間違えられることが多く、そちらの芽には毒があることが原因だと推測されます。
山漆(やまうるし)が特に芽が似ているので要注意です。
その植物のトゲに毒があるわけではないんですけど、話がごちゃまぜになって誤った情報が伝達されているものと推察されます。
ちなみに、山漆の幹にはタラの木のようにトゲがないので、幹を見れば判別はとても簡単です。
タラの芽や木のトゲなしとトゲありの違いとは?
一般的にはタラの芽の木にはトゲがありますが、時にはトゲのない木もありますが、これは変異したものか品種改良されたという諸説がありますね。
タラの芽の味としては、トゲがある方が独特の苦みが強い傾向にあります。
春の苦みを求める人にはトゲがある方のタラの芽が好まれるかもしれませんが、タラの芽を初めて食べる人にはトゲなしの芽の方が食べやすいかもしれません。
まとめ
調理前のタラの芽を見ると結構な固さのトゲがあるので、トゲも食べられるのかとか下処理はどうやったら良いのかと心配になるかもしれませんが、トゲは気にせずに調理して食べることができるので心配はいりません。
稀に、タラの芽のトゲには毒があるという説が流布されていることもありますが、これは完全に誤った情報です。タラの芽の調理前には、下についているハカマを除去して水に漬けるだけでOKです。
たまに虫がついていることがありますが、この作業で除去が可能なので、安心して調理することができます。
タラの芽はおひたしや胡麻和えでも美味しいですが、やはり一番美味しいのは天ぷらです。
下処理の仕方や調理方法をまとめていますので、是非参考にして春の味覚を味わってみてくださいね。