画像引用:大塚製薬工場公式ページ
OS1って体への水分補給に便利な製品ですが、飲んだ時に感じる味によって現在の体の水分状況がわかるということをご存じでしょうか。
正しくはOS1の性質というよりも体の性質によるわけですが、飲むときの状況によって味が甘くもしょっぱくも感じる理由についてまとめてみました。
OS1の味がいつもと違うけど大丈夫?
OS1が美味しく感じるのは脱水症状って本当?
こうした疑問が解決できるように情報をまとめていますので、参考にしてみてくださいね。
もくじ
OS1の味が変わる理由とは?
経口補水液OS1は飲む時の体の状況によって味が変わることがあります。
それは、脱水状態になると体液の塩分濃度が変化するためで、それに伴って味覚も変わることが原因です。
水分が十分に補給されている状態でOS1を飲むと少ししょっぱく感じますが、それが本来あるべき感覚と言えます。
OS1の塩分濃度はおよそ0.3%で、一般的なお吸い物の塩分濃度1%と比べてみるとわかりやすいですが、少ししょっぱく感じる程度の塩分濃度となっているからです。
それくらい塩分が含まれているOS1ですが、体の状況によっては味がしなかったり逆に甘く感じることがあります。
次には、甘く感じる側に変化するOS1の味の変化の理由についてご紹介します。
美味しく感じたらやばい?隠れ脱水症状の可能性も
OS1の塩分濃度は通常であれば少ししょっぱく感じる程度の塩分濃度になっていることをお伝えしました。
そんなOS1ですが、脱水症状の時に飲むと味がしなかったり甘く感じることがあります。
脱水症状の認識がない場合でもこうした味の変化があるため、隠れ脱水症状であることを知るのにも知っておくと便利でしょう。
試しに、サウナ上がりで飲んでみてください。それほどたくさん汗をかいていなくてもほんのり甘く感じるから不思議です。
美味しく感じたらやばいと言われる理由としてはここにあって、脱水症状に陥っている時には美味しく感じることになります。
OS1は美味しくないという声が多くあったからか、マイナーチェンジした際に味が変わった(美味しくなった)という意見もありますが、基本的には体の状況による味の変化が大きいのは変わりはありません。
OS1とポカリの違いとは
効率よく水分補給できる飲み物として、同じく大塚製薬から発売されているポカリも有名ですが、OS1とポカリの違いはどんな点があるでしょうか。
まずは双方の成分表示を比較してみます。
成分表示を比較
OS1 | ポカリスエット | |
エネルギー | 10kcal | 25kcal |
タンパク質 | 0g | 0g |
脂質 | 0g | 0g |
炭水化物 | 2.5g | 6.2g |
食塩相当量 | 0.292g(ナトリウム115mg) | 0.12g(ナトリウム49mg) |
カリウム | 78mg | 20mg |
マグネシウム | 2.4mg | 0.6mg |
リン | 6.2mg | なし |
カルシウム | なし | 2mg |
引用:大塚製薬HP(OS1の栄養成分、ポカリスエットの栄養成分)
やはりナトリウムの量に大きな差がありますが、それ以外の差はどれほどの違いがあるのかを判断するのは難しいですね。
実際の効果について比較してみると、かなりの違いがあることがわかります。
効果の違いはあるのか
双方の効果には大きな違いがあります。
まずOS1ですが、『特別用途食品個別評価型病者用食品』の表示許可を受けている経口補水液であり、他の飲料よりも電解質の濃度が高く、糖質濃度が低くなっています。
主には軽度~中度の脱水症状の方向けに作られた製品です。よく「飲む点滴」と例えられることがありますが、こうしたことが理由となっています。
一方のポカリはあくまでも清涼飲料水としての位置づけで、他の清涼飲料水より水分補給に優れた成分となっていますが、脱水症状の方向けの製品ではないので、スポーツ時などの日常の発汗時の水分補給用として作られている製品です。
どちらも水分補給用として扱われる製品ですが、効果については明確な違いが示されています。
OS1の効果は二日酔いや風邪にもあるのか
OS1についてネットで調べてみると、二日酔いや風邪の時にも役立っているという口コミがいくつか見つかります。
中には、医者の勧めで始めたという方もいるようで、ポカリにとって代わってOS1が使われるケースが増えているのが伺えます。
まずは二日酔い対策の使い方ですが、お酒を飲んだ後にOS1を飲むと、二日酔いしにくくなるというもの。
お酒は利尿作用があるのでどうしても水分不足になりがちなのでその水分補給と同時に、胃の中でお酒の濃度を下げることで二日酔いを防ぐ効果があるというものです。
実際にやってみると、たしかに深酒をしても翌朝の辛さはかなり軽減できます。
チェイサーの役割と、抜群の水分補給効果が得られるのでこれはかなり便利な使い方と言えます。
次に風邪ですが、これは医者から勧められたという声がいくつかありました。
風邪で発熱したり発汗したときの水分補給として用いるのは一般的な用法ですが、特に胃腸炎の時は食事を絶ちOS1だけ飲むという方法が印象的でした。
胃腸炎は何日も下痢(時に嘔吐も)が続きますが、この方法だと1日で治ったという口コミもあるくらいですから、効果はかなり高いと言えます。
私もたまに胃腸炎になることがあるので、その際にはOS1を試してみようと思います。