車のガラスやバンパーに虫がこびりつくと、自動洗車機では取れないほど厄介や汚れになってしまいます。
「車についた虫は早く洗わないと取りにくくなるよ」
確かにそうかもしれませんが、「そう言われてもすぐに洗車なんてできねぇよ」というのが本当のところ。
ですが、これからご紹介する裏技を使えば、車にびっしりこびりついた虫でも簡単に取れちゃいます。もちろん、付着してから時間が経っても全く問題ありません。
休日にちょっと洗うだけで簡単に取れるので「早く洗わないと」という焦燥感からも解放されますよ^^
もくじ
車にこびりついた虫の取り方の裏技
自宅にあるアイテムだけで車にこびりついた虫が簡単に取れる裏技があります。
そのアイテムとは…。
「家庭用洗剤」です。
家庭用洗剤さえあれば、専用の虫取りクリーナーを使ったり特殊な洗車を依頼する必要もありません。
しかも、虫取りクリーナーのように車のコーティングを剥がす心配もないので安心して使えちゃいます。
ただ、この裏技にはほんのちょっとだけ注意点があるので正しい方法をご紹介します。
家庭用洗剤で虫を取る方法
車にこびりついた虫は家庭用洗剤で取れます。
中性洗剤を使うのは必須ですが、その中でも油汚れを落としやすい洗剤を使う方が良いです。
実際の手順としてはこんな感じ。
家庭用洗剤で虫を取る裏技の手順
- ホースで水をかける
- バケツに洗剤を入れてシャワーで水を注ぐ
- 洗剤水をつけたスポンジで車を磨く
まずはホースで車に水をかけます。この時、できれば高圧洗浄機で可能な限り汚れを落としておくと洗車時の傷がつきにくくなります。
高圧洗浄機がなければホースをつぶして水圧を高めることでも代用が可能です。
次に、バケツに洗剤を入れてからシャワータイプのノズルなどで水を注ぎます。そうすることで泡立ちが良くなりこれも車への傷がつきにくくなる効果があります。
目安としては、洗剤の量だが食器を洗うぐらい泡立っていれば問題ありません。
個人的には市販のカーシャンプーよりも落ちやすい印象を受けます。(窓ガラスに関してはこの方法でほとんど落ちているはずです)
なお、ガラスコーティングやワックスが剥がれたとしても強力に虫を取りたい場合はアルカリ性洗剤を使うのが良いです。
車にこびりついた虫はお湯を使って取る方が良い?
上記の裏技では高圧洗浄機の使用をおすすめしましたが、その際にお湯を使った方が効果は多少は上がります。
ですが、お湯でなければ取れないわけではないので、準備が面倒でなければ用意するという程度で問題ありません。
お湯を使ったから格段に取れやすくなるのであれば良いのですが、それほど大きな変化があるわけではないので車の傷を防ぐためにできることは何でもやりたいというならやっておいた方が良いかもしれません。
稀にお湯をつけてスポンジでこすればこびりついた虫は取れるという意見もありますが、そこまでの効果はお湯には求めない方が無難だと思います。
車の虫取りクリーナーはコーティング車には良くないのか
虫取りクリーナーはこびり付いた虫をふやかし、浮き上がらせることではがれやすくするという製品です。
確かにこびりついた虫はとれやすくなりますが、洗浄成分を配合しているためガラスコーティングなどが剥がれてしまうのとワックスといった油分を含むタイプのコーティングも剥がれてしまう可能性があるのが欠点です。
簡易ガラスコーティング剤の多くは、車のボディに対して表面張力みたいなもので引っ付いている物の他、食物繊維や炭素と言った物質で絡みつく感じでボディに張り付いているものが多いです。そこに界面活性剤や洗浄効果が高い虫取りクリーナーのような物が入るとコーティングを引っ付けている炭素繊維や食物繊維を取り去ります。
従来のワックスにおいても同様に油分を取り去るため、ワックスの効果も失われます。その為虫取りクリーナーを使用した場合、再度コーティングをする必要性があります。高耐久性の塗膜が厚いタイプのガラスコーティングにおいては、回数を重ね、重ね塗りと言う形でガラスコーティングを行っていますが、こちらも塗膜の前部に虫取りクリーナーが侵食する可能性があるため、再度コーティングを行う必要性があります。
ただ最近では、虫取りクリーナーもガラスコーティングに対応している製品も出てきているので、そうした製品を使っても良いでしょう。
プラスチッククリーナーが必須な箇所は?
車の中にはボディ自体がプラスチックで構成されている車と言うものが存在します。
こうした車の場合、虫取りクリーナーやアルカリ洗浄剤や酸性の洗剤などを使用することは望ましくないです。
アルカリ性の洗剤はプラスチックの油分を分解してしまうからです。油分が分解されてしまうと、車のボディのひび割れの原因になってしまうため、使い続けることが出来ないのです。しかし、プラスチッククリーナーにプレクサスという製品があり、こちらの製品であればプラスチックを傷めることなく無視を取り除くクリーナーとワックスとしても使用可能です。
その他にもプラスチック専用のクリーナーと言うものは存在しており、研磨剤を含まないものも多くありますので、プラスチックボディの車においては、洗浄成分が強すぎる虫取りクリーナーは使用しない方が良いです。