先日、子供が水疱瘡に罹ってしまいました。
「ん?もしかしてニキビ??」
というような赤い発疹ができた翌日にまた一つ増えているのを見つけたので、もしやと思い小児科を受診したところ、「水疱瘡ですね」と診断されてしまいました。
子供が水疱瘡にかかったら気になるのが、保育園や学校は何日くらい休む必要があるのかということ。
また、水疱瘡にかかると兄弟は確実にうつっていると言われるほど感染力が強いですが、症状が発生するまでの潜伏期間は保育園や学校へ行くのは問題ないのでしょうか?
ここでは水疱瘡にかかった時の出席停止期間や、潜伏期間中の兄弟がすべき対応についてまとめていますので参考してみてくださいね。
もくじ
水疱瘡で必要な出席停止の期間は?
水疱瘡だと診断されると、家にいるように指示を受けますが、具体的な出席停止の日数までは伝えられません。
その理由は、人それぞれ出席停止とする期間が異なるためです。水疱瘡になったその日から保育園は出席停止となるわけですが、停止期間が解ける基準はただ一つです。
それは…
「水疱瘡が痂皮化するまで」
痂皮化?
なんて読むの?
というところから調べないといけない状況でしたが、「かひか」と読み「かさぶたになるまで」という意味でした。
ちなみに、小学校も保育園も幼稚園も同じ基準で、水疱瘡の発疹がかさぶたになるまでは出席停止ということです。
経験してからわかったことですが、水疱瘡の症状の重さによってかさぶたになるまでの期間は異なります。なので、発症してから何日と明確にできないわけです。
明確に3日とか書いてくれたらいいのになーと思ったものですが、こういった事情があるために明記されていないということがわかりました。
保育園などに最短でいつから行けるようになる?
長男が水疱瘡に罹った時は3日間出席停止となりました。その長男から感染した下の子はほとんど発疹も出ず(かろうじて1つ2つお腹にできただけ)に、1日休ませたら消えたので登園できました。
なので、最短では1日の出席停止で行けるようになる子もいるはずです。
ちなみに、2回の予防接種をしていたのでこの程度の症状で済みましたが、そうでなければもっと症状は重たくなっていることが予想されます。
症状が重たくなるとかさぶたになるまでにも時間がかかるので、
水疱瘡の潜伏期間中の兄弟は出席しても良いのか
長男が感染したことで、下の子も感染する可能性についてお医者さんに聞いたところ、
「あーうつってますね」
って、どういった状況で生活しているか聞くことすらないままに断言されました。
それくらい感染力が強いのが水疱瘡ってことなんでしょうけれど。
そこで気になるのが、確実に感染しているだろう子が保育園へ行っても良いのかということ。
お医者さんの答えは、発疹が出るまでは出席しても良いとのことでした。
ということは潜伏期間中の状態では感染力はないということなのでしょう。ただし、水疱瘡ができていないか確認したうえで登園や登校の判断は必要です。
水疱瘡になったらお風呂はいつから大丈夫なのか
水疱瘡になったからといってお風呂の制限はありません。
なので、発疹ができたその日にお風呂に入っても問題はありません。
ただ、熱いお風呂に入るとかゆみが増すので、ぬるめのお風呂にする方が望ましいです。
たまにお風呂で感染するから兄弟と入らない方が良いという人もいますが、お風呂を分けたところで感染を防げないほどの感染力ですし、そもそも水疱瘡は空気感染なのでお風呂を分けても予防としては役に立ちません。
お風呂を出た後は、できるだけ優しく体を拭くように気をつけましょう。水泡がつぶれてしまうと跡に残ってしまうからです。水疱瘡の跡って大人になっても残ってしまいますので注意したいですね。
潜伏期間中の過ごし方は?外出しても良いのか
先ほども書いたとおり、潜伏期間中は学校や保育園への登園は禁止されないので、潜伏期間であることが疑われたとしても日常生活を送れます。
ただ、いつ水泡ができるかわかりませんのでいつも以上に体の状態を確認しかなくてはいけません、
水泡が確認されたら外出は控えて家の中で過ごすようにします。ちなみに小児科を受診する際には予め小児科へ水疱瘡である旨を伝えて、別室に通してもらうように手配しておくとスムーズに受診ができるようになります。
子供の水疱瘡が大人にうつることはある?
水疱瘡になった子供の看病をしていて気になるのが、大人にも水疱瘡はうつるのか?ということではないでしょうか。
ほとんどの人は子供のうちに水疱瘡にかかっているはずなので、一度罹ると免疫があるので感染の心配はありません。ただ、稀に一度も罹らずに大人になったという人がいますが、大人になってから水疱瘡に感染すると重症化する傾向にあるので、その場合は医療機関へ相談すると良いでしょう。
ただ、ほとんどの場合、あまり記憶に残っていないくらいの小さい時に罹ることがほとんどなので、自分の記憶では罹ったことが無いという人も多いです。そのために慌てて医療機関へ問い合わせる人がいるようですが、まずは冷静に事実確認をすることをおすすめします。
まとめ
水疱瘡に罹った時には痂皮化するまで、つまりはかさぶたになるまでは幼稚園などは出席停止となります。
日数としては3日程度であることが多く、症状によっては1日で出席できるようになる子もいます。
水疱瘡の感染力は高いので、まだ罹っていない兄弟にうつる可能性は極めて高いですが、発疹ができるまでは出席停止とはなりません。(潜伏期間は出席停止とはならないということです)
ちなみに、大人へはうつらないことがほとんどですが、それはほとんどの大人が既に水疱瘡に罹ったことがあるためであり、万が一罹ったことが無いのであれば大人であってもうつる可能性はあります。
その場合、子供よりも重症化する傾向にあるので以上機関へ相談した方が良いでしょう。