もくじ
マリモを大きくする育て方とは?
マリモが生息する阿寒湖へ行くと、驚くほど大きなマリモがあります。
例えて言うならナメック星のドラゴンボールくらいの巨大なマリモがゴロゴロ入っている水槽は一見の価値があります。
というより、動画を見た方がその大きさは伝わりますね。
阿寒湖にはこんな大きなまりもがゴロゴロしてるってことなんですよねー。
お土産屋さんにも阿寒湖の展示場ほどではなくても結構な大きさのマリモが売られているので「もしかするとマリモを大きくする育て方ってあるの?」と思ってしまいます。
せっかくだったら買ってきたマリモを大きくしたいと思って調べてみましたが、自宅でマリモを大きくするのはなかなか難しいことがわかりました。
阿寒湖の条件がマリモの発生や大きく成長するのに適しているわけですが、それを自宅で再現するというのは不可能と言っても差し支えありません。
強いて言えば、できるだけ自然の状態に近づけることが大きくする育て方のコツですが、家庭でこれを再現させることは不可能と言っても良いでしょう。
光合成をさせようと光を当てすぎると変色したり、栄養を与えると雑藻が発生したりと問題がいくつも出てきてしまいます。
マリモのエサで大きくなるのか
阿寒湖のお土産屋さんで「マリモのごはん」を買ってきました。
売店のおねえさんの話によると、まりもを大きくすることができるとのことでゲットしたわけです。
ですが、家に帰って冷静になって考えてみると、
「本当に大きくなるのかな…」と疑いの気持ちの方が大きくなってきましたね(笑)
でも、「マリモを育ててる感」が出るので楽しくエサやりができる点は良いのかなと。
水替えの時に2~3滴ほど水にいれるだけで良いという、なんとも安上りなエサです。
正直、これでマリモが大きくなったという実感はありませんが、マリモは動物のようには動かないので餌をあげている感覚を味わいたい人にはおすすめかなと思います。
もしも大きくなるようなことがあれば、ここでご紹介したいと思います(あまり期待しないで待っていてくださいw)
水道水で飼育しても大丈夫?
まりもの飼育には水の交換は欠かせませんが、水道水を入れても良いのでしょうか。
結果から言うと全く問題ありません。
むしろ、変にミネラルウオーターとか入れない方が良いようです。
ちなみに我が家のマリモはかれこれ何年も水道水で生活していますが健康そのものです。本当は湖の水が一番良いのでしょうけれどさすがに湖まで水を採取しには行けませんからね。
ただ、水の交換の際には蛇口から勢いよく水を入れないようにしてください。水圧でマリモが壊れてしまうことがあるので要注意です。
ビンのままでマリモを育てられるか
お土産屋さんで売られているまりものほとんどはビンに入っていますが、ビンからでなくなるくらい大きくなることはないので、そのまま同じビンで育てていて問題ありません。
もちろん水槽にマリモを移して育てるのも良いですが、最近のお土産屋さんのマリモはオシャレなビンに入っていることが多いので、ビンのまま置いておくだけでも素敵ですよね。
なかには熱帯魚を飼って、その水槽の中にマリモを入れている人がいるようですけど、マリモ入りの熱帯魚の水槽もなかなか良さそうですね。
マリモは死んだらどうなる?
たまにマリモが浮くことがあります。死んだ魚が浮くように、マリモが浮かでいると死んだと思う人もいますが浮いているだけでマリモの死を判断することはできません。
まりもが浮かぶ理由は主にこの2つです。
- 光合成をした結果周りに酸素がついた
- 内部が腐敗して空洞ができて軽くなった
光合成によるものであれば翌日くらいには沈みます。内部の空洞化が原因であればずっと浮かび続けるので浮かぶ理由がだいたい推測できます。
数日浮かぶようであれば、まりもを手に取って中を確認してみると良いです。
腐敗している個所があれば取り除いて、元気な部分だけを丸めればOKです。小さくなってしまいますがまた少しずつ成長させていくことで大きくなっていくでしょう。
では、マリモが死んだらどうなるのでしょうか。
マリモは植物なので、他の植物同様に死んだら茶色になります。全てが茶色になってしまえば再生は不可能ですが、一部が茶色であればその部分を除去して緑の部分だけを手で丸めれば生き続けることはできます。
マリモが死んだら茶色くなると覚えておけば、突然浮いていたとしても死んだ状態ではないということがわかるでしょう。
マリモは冷蔵庫で育てるのが良い?
夏場や長期間家を空ける時には、まりもを容器ごと冷蔵庫に入れるのも良い方法です。
まりもが生息する阿寒湖は冬場は凍るほどの低い水温で過ごしているので、寒さに強く暑さに弱い性質があります。
なので、水温が高くなる夏などは特に冷蔵庫で育てるのが良いのです。
一番良くないのが水温が高くなって水を腐らせることですが、冷蔵庫で育てることでこうしたリスクを下げることができます。