画像引用:ロエベ公式サイト
独特のデザインが特徴的なロエベナッパアイレですが、2023年現在の世間的な見方としては「時代遅れ」「古い」とされているのでしょうか?
- 一目でそれとわかる個性的なデザイン
- 以前に流行った
- すでに廃盤となっている
この3つの大きな「時代遅れを感じさせやすい特徴」を持つロエベナッパアイレは、「まだ使ってるの?」と感じる人が多い印象を受けますが、実際はそれほど時代遅れと見る人は多くないどころか、中古品がいまだに高値で取引されるほど人気があるアイテムとなっています。
ここでは、そんなロエベナッパアイレの世間の見方や魅力についてまとめてみました。
もくじ
ロエベナッパアイレが時代遅れ・古いと言われているのは本当?
1846年、ロエベナッパアイレはスペインのマドリードで誕生しました。
レザーを専門に扱ったブランドとして世界中で人気となりましたが、時代遅れや古いといった世間の評判を耳にすると、使うのをためらってしまいますよね。
ロエベのナッパアイレが「時代遅れ」「古い」と言われる理由には、次のようなイメージが関係しています。
- 個性的なデザインのため、全盛期を過ぎると古いと感じてしまう
- すでに生産終了となり、昔に流行ったイメージがある
ナッパアイレのデザインは、クシュッとしたレザー生地が横に広がった個性的な形をしています。そのため、長く使えるシンプルなデザインに比べて古くなったと感じやすいのかもしれません。
ナッパアイレが生産終了になってから、およそ20年が経過しました。たしかに生産終了によって廃れてしまうアイテムもありますが、反対に人気が再燃したりプレミア価値がついたりする場合もたくさんありますよね。
ナッパアイレは上質なレザーによる肌触りの良さから、品質に関しても高い評判がされています。
「古い」「時代遅れ」の声は一部であり、月日が経った今だからこそ、また使いたいと感じる魅力のあるアイテムなのです。
ロエベナッパアイレが廃盤になった理由は?
ロエベナッパアイレは、2012年に生産中止が発表され廃盤となりました。廃盤になった理由については明言されていませんが、ブランドの本格的なリニューアルが関係しています。
ナッパアイレが廃盤になった翌年の2013年、ロエベのデザイナーが変更されたことによって、デザインの雰囲気が変わったと感じた人もいるでしょう。ネットの口コミにも「レザーの質が変わった?」との違いを指摘する声があります。
そして、2019年にはサステナビリティの取り組みを意識した「Eye/LOEWE/Nature」コレクションを発表しました。
動物福祉や生物保護のために、リサイクル素材やアップサイクル素材(本来捨てるものにデザインなどの付加価値をつけたもの)も試されています。
ナッパアイレに使用されている子羊の革は「ナッパレザー」と呼ばれ、高い品質が評価されています。しかし、採算が合わないとの理由やサステナビリティへの取り組みからも、現在のロエベが目指すものとは少し違うのかもしれませんね。
ナッパアイレが廃盤になった背景にはデザイナーの変更に伴い、
- リニューアルによってサステナビリティへの取り組みを進めるため
- 上質なレザーによる製造工程に対して採算が合わない
上記の理由が関係していると考えられます。
ロエベナッパアイレの使い勝手は?「使いにくい」の声は多いのか
ロエベナッパアイレの使い勝手について、良い点と悪い点を比較してみましょう。
〈良い点〉
- 手触りが良く持ちやすい
- 本体が軽く、荷物が入れやすい
- 使いやすいポケットで小物をスッキリ収納できる
〈悪い点〉
- 横から荷物が飛び出ることがある
- 荷物の量や重さによってバッグの形がくずれる
ナッパアイレのレザーは薄くて柔らかいため使いやすく、フォーマルな場面だけでなく普段使いしている人も多いです。
一方で、柔らかいレザー生地は持ち運ぶものよってはバッグの形がくずれたり、小物が横から飛び出したりして使いにくいといった声もあります。
小さな荷物はファスナー付きポケットに入れておけば散らかることはありません。上手に収納することで、使い勝手はさらに良くなるでしょう。
ロエベナッパアイレを使ったコーデのポイントは?
ロエベナッパアイレは上品でありながらカジュアルコーデにも合わせやすく、普段使いしている人が多いのも納得ですよね。
個性的な丸いフォルムにロエベのロゴが大きくデザインされていて、シンプルなコーデに合わせると全体がまとまります。
黒などのダークトーンのコーデには、鮮やかな色のナッパアイレを選びましょう。ポイントは着飾りすぎず、シンプルにナッパアイレをコーデに取り入れることです。
ナッパアイレは生産終了となりましたが、現在は中古品も需要があり、まだまだ人気のアイテムですので、オン・オフどちらの日も使えるナッパアイレでコーデを楽しんでみてはいかがでしょうか。