豆知識

コオロギ飼育の床材は土がいい?交換頻度や産卵床の材料(ティッシュなど)についても

記事内に商品プロモーションを含む場合があります

昆虫食爬虫類の餌として使われるコオロギですが、最近は食用としても注目されています。

コオロギせんべいもよく知られる存在となりました。

需要が増えて、ビジネスチャンスになるかも…とコオロギ飼育を始める方もいるかもしれませんね。

一般的に小さな虫ほど繁殖能力が高くコオロギの繁殖も簡単そうに思えますが、絶対に知っておきたいポイントはいくつか存在します。

特にコオロギを飼育する床材や産卵の際の床材は重要です。

ついさっきまで元気でいたコオロギが、気づいたら死んでしまっていた…。

なんてことの無いように、大事なポイントを押さえておいていただけたらと思います。


コオロギの床材は土が良いのか?

コオロギを飼育する床材は土でも良いですが、土よりもキッチンペーパーや細かくちぎった新聞紙を敷いてあげると良いです。

コオロギはツルツルした場所を歩く事ができないので、長く飼育する場合は何か床材を敷いてあげないとツルツルと滑って体力を消耗し死んでしまう原因にもなります。

土よりもキッチンペーパーや新聞紙をおすすめする理由としては、交換のしやすさが挙げられます。

交換頻度は次の項に記載しますが、頻度良く交換するので簡単に捨てられて補充できる点は大きな魅力です。

床材はどのくらいの頻度で交換すべきか

床材の交換頻度としては、飼育しているコオロギの数にもよりますが、数日に一回程度床材を交換してあげるくらいが目安です、

コオロギは湿気に弱く、新聞紙などの床材が飲み水で湿気ってしまったりすると良く無いのでこまめに床材をチェックする必要があります。

コオロギは湿気や蒸れには弱いといっても、水はたくさん飲むので、飲水やコオロギの排泄物でゲージ内が湿気ているのに気づいたら部分的にでも床材の交換をしておきます。

また、床材に関して以外にも、コオロギが密集してしまうような狭いゲージや、匂いがこもった環境内ではコオロギはストレスを感じて死んでしまったり共喰いが起きてしまったりします。

意外と繊細な部分もあるので気にしてあげてください。

産卵床はティッシュ、コットン、トイレットペーパーのどれが良い?

コオロギを繁殖させるために、通常の床材とは別に産卵床を設けてあげる必要があります。

産卵床に関しては、通常の床材とは異なり湿っている必要があります。

水分をふくむ事が出来るティッシュやトイレットペーパー、コットンなど様々な産卵床の材料が考えられます。

ゲージ内に湿らせた床材を敷いた小さなタッパーを入れて、産卵するコオロギが中に入れるようにしてあげると良いです。

とにかく湿り気が大切なので、この3つにおいて特に優劣はありません。

用意しやすいものを産卵床にしてOKです。

なお、湿気でカビが生えてしまう事もありますが、無理やりカビを取ろうとすると卵が壊れてしまうので、多少のカビであれば取ろうとせずそのままで大丈夫です。


コオロギの産卵において気をつける点

コオロギの産卵・繁殖において、とにかく産卵床を湿らせるという事は重要です。

産卵床に土を使う事もできますが、ダニが発生したり土に混ざった糞尿が腐ってコオロギが中毒死する事もあり得るので、ご紹介したようにティッシュペーパーなどを用いるのがベターです。

機能や使用面から見ても、ティッシュなどを産卵床に使うのがやりやすいですし、失敗する確率が少ない方法と言えるでしょう。

コオロギの産卵はいつする?産卵後には死ぬのか

コオロギがいつ産卵できるかというと、孵化してから一ヶ月〜一ヶ月半程でオスと暮らしていたメスであれば、妊娠中である可能性が高くいつでも卵を産める状態です。

産卵数は毎日100〜200ほどで、2ヶ月ほどは産卵し続ける事ができます。

中には産卵後に体力を無くし死んでしまうコオロギもいたりしますが、必ず死ぬというわけではありません。

コオロギの飼育環境を適切に整えることで、産卵後に死ぬということは少なくなりますし、問題なく順調に孵化していくはずです。