人気の製品の生産を一時的に停止するとなれば、途端に買い占めに走る人が急増するほど人気のカップ焼きそば。
その人気の一方で、カップ焼きそばを食べると胸やけなどの体調不良になる人がいるのも事実。
中には、カップ焼きそばの体への影響はやばい!という人もいるほどです。
カップ焼きそばの原料や製法、塩分などから見た体の影響や、消化を助けるおすすめの食べ方などについてまとめました。
もくじ
カップ焼きそばの体への影響はひどいのか?
カップ焼きそばの体への影響はひどいものがあるという意見も少なくありません。
実際、カップ焼きそばに含まれる高い塩分や脂質、添加物は、過剰に摂取することで健康を害する可能性があることが指摘されています。
特に、高血圧や心臓病のリスクを高める塩分は、カップ焼きそば一食で一日の推奨量に近づくことも。また、脂質の多さは、体重増加や肥満を招く一因となり得ます。
消化不良や胸焼けを訴える人がいるのも無理はありません。カップ焼きそばの麺は揚げてあるため、消化に時間がかかり、胃腸に負担をかけることがあるためです。
これらの問題を避けるためには、カップ焼きそばを食べる頻度を控えめにし、野菜や果物など、食物繊維やビタミンが豊富な食品を一緒に摂ることが重要です。
結論として、カップ焼きそばは適度に楽しむ分には問題ありませんが、その消費には注意が必要です。バランスの取れた食事として、他の食品と組み合わせることが健康を維持する鍵となります。
カップ焼きそばを食べると体調不良になる理由
カップ焼きそばを頻繁に食べていると体調不良に陥ることがあるのは、カップ焼きそばの栄養バランスに原因があります。
カップ焼きそばの栄養バランスは決して良いとは言えず、ほぼ炭水化物で構成されているためです。
ビタミンやミネラルなどが不足しており、食べ続けることによって免疫力や筋力の低下、さらに貧血や肌荒れなどさまざまな症状が起こります。
さらに体への影響が大きい理由に塩分の過剰摂取があります。
1つのカップ焼きそばに含まれる塩分は約4~6グラムですが、WHO(世界保健機構)では1日の食塩摂取量は5グラム未満とされています。
つまり、カップ焼きそば1つで1日分の塩分を摂取したことになるわけです。
普段からカップ焼きそばを多く食べると、こうしたことが原因で体調不良を引き起こす可能性があるということを覚えておきたいですね。
消化に悪いのは多量の油が原因!胸やけや気持ち悪くなることも
カップ焼きそばの麺は高温の油で揚げてあるものが多く、表面が油でコーティングされた状態になっています。
またおいしさの特徴の一つである濃厚なソースにもしっかりと油が入っています。
これだけ多くの油を1度に摂取するので、食べ終わった後に気持ち悪くなるなど胸やけを感じてしまうのは納得ですよね。
通常、白ご飯の消化には平均3時間ほどかかると言われていますが、多量の油を含むカップ焼きそばは4~5時間と長くなっています。
この胃での滞在時間が長さが、胸やけや気持ち悪いという症状を引き起こす原因の一つとなっています。
消化時間を早くするおすすめの食べ方は?
消化時間を早くする為には、油を分解しやすくする・血糖値の上昇を抑える2点が大切です。
まず油を分解しやすくするために、食後に緑茶を飲むことをお勧めします。
緑茶にはサポニンという成分がふくまれており、油を分解し脂肪を減少させる効果があるためです。ポリフェノールも豊富で血糖値の上昇も抑えてくれます。
最近はお店でトクホの飲み物を見かけることが多くなりましたが、緑茶が苦手な人は、脂肪の分解を助けるなどのトクホ飲料を一緒に飲むようにすると良いですね。
そして麺に野菜などの食材をプラスして食べることで、血糖値の上昇を抑えることができます。
カップ焼きそばを食べる時にはこうした対策をすることで、体の負担を減らす効果が得られますので是非参考にしてみてくださいね。
カップ焼きそばは太る原因になりやすいのか
カップ焼きそばを食べたいけれど、太るから我慢しているという人は多いのではないでしょうか。
実際、カップ焼きそばはなかなか太りやすい特性があるので注意したいところです。
カップ焼きそばが太りやすいのは主に2つの理由があります。
- 多量の油が含まれている
- 麺の量が比較的多い
油の量は先ほども書いた通りで、油は摂取し過ぎると消化時間が長くなり太る要因になります。
さらにカップ焼きそばはカップ麺と違ってスープがないために麺の量が多くなっています。確かにカップラーメンの麺の量を焼きそばで考えると、少し物足りない気がしますよね。
麺は炭水化物なので、一度に多くの量を食べると血糖値が一気に上昇します。
血糖値が上昇すればするほど脂肪をため込んでしまい、太る原因になってしまうのです。
そして麺の量が多いため他のカップ麺と比べても、カップ焼きそばは太る原因になりやすいと言えます。
カロリーも他のカップ麺は400カロリー前後に対し、カップ焼きそばは500カロリーを超えるものがほとんどです。
カロリー数値を見るだけでも太りやすいと感じるカップ焼きそばですが、こうしたところに理由があるわけですね。
まとめ
カップ焼きそばの体への影響についてまとめました。
栄養バランスが悪いこと、多量の油を含むことから食べると胸やけをするなど体調不良を起こしやすい特徴があるだけでなく、塩分の摂取過多や太るといった悪影響にもつながる恐れがあるので注意が必要です。
対策としては、油を分解し脂肪を減少させる効果があるサポニンを含む緑茶を飲みながら食べたり、野菜を一緒に食べるといったことが挙げられます。
摂取カロリーもカップ麺と比べても高く、太りやすい食べ物と言えるでしょう。
こうした体への影響を感じつつも、大好きなカップ焼きそばは食べたいという方は是非、体への気遣いをしながら楽しんでいただきたいと思います。