豆知識

ハンティングワールドは時代遅れ?愛用者の年齢層や再ブレイクについて

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画像引用:ハンティングワールドの公式サイト

ハンティングワールドは日本では80~90年代にブームとなり、バブル期の象徴的なブランドとして知られています。

しかし、その後は時代の変化や競合の台頭などで人気が下火になり、ダサい・時代遅れという意見も耳にしますが、ハンティングワールドは本当に時代遅れなのでしょうか?

この記事では、ハンティングワールドの魅力や愛用者の年齢層、最近の再ブレイクについてご紹介します。


ハンティングワールドは時代遅れでダサい?

ハンティングワールドが「時代遅れ」という声があるのは確かですが、実際のところはどうなのでしょうか?

ハンティングワールドは、40代や50代の方々には懐かしさを感じさせる一方で、実は時代を超えた魅力を持っています。その理由は、シックでクラシカルなデザインが流行に左右されないからです。これらのデザインは、どの時代のファッションにもマッチする普遍的な魅力を持っています。

加えて、ハンティングワールドは新しいシリーズを次々と生み出し、伝統的な洗練さを保ちつつ、新鮮な魅力を加えています。これにより、ブランドは進化を続け、幅広い年齢層に受け入れられるようになっています。

しかし、10代や20代の若者からは、「象のロゴが古臭い」「古風でおじさんっぽい」という声も聞かれます。これは、ブランドイメージが若い世代にとって魅力的ではないことを示しているかもしれません。

結論として、ハンティングワールドが時代遅れであるかどうかは、見る角度によって異なります。確かに若い世代には受け入れられにくい面もありますが、そのクオリティと普遍的なデザインは多くの人々に支持されています。

ハンティングワールドはおじさんのブランド?愛用者の年齢層について

ハンティングワールドは一部の若者のあいだでは「おじさんのブランド」といったイメージが持たれています。

具体的な理由には、下記のような評判があります。

  • 昔に流行った世代の人が今も愛用している
  • おじさんが好む渋さがあるデザイン
  • 2022年にはゴルフラインの販売がスタートした

ハンティングワールドの落ち着いたデザインや用途を考えると、おじさん世代に人気のブランドであるのも納得ですよね。たしかに40代から60代の愛用者は多いです。

その一方で愛用者の年齢層は広がっており、若者への人気が現在の再ブレイクにもつながっています。

ハンティングワールドが再ブレイク?20代にも人気の理由は?

ハンティングワールドは90年代のリバイバルブームによって、若い世代にも人気が高まっています。おじさん世代のブランドといった印象が、最近では若者向けの雑誌で見かける機会も増えたのではないでしょうか。

再ブレイクの背景には、下記の理由があります。

  • アウトドアやミリタリーファッションの流行
  • ユニセックスブランドとして支持される
  • おじさんっぽい渋さが逆におしゃれに見える (はずしアイテムとして)

近年のアウトドアブームによって、ハンティングワールドのブランドを初めて知った若者もいるでしょう。若い女性のあいだでは、あえてダサく外しておしゃれに見せるおじさんファッションもブームになりました。

バブル世代を知らない20代にとって、ハンティングワールドは新鮮に感じられるブランドなのかもしれませんね。

そして、2018年に日本人デザイナーが起用されたことも、昔と違った印象を持つ理由の1つではないでしょうか。ハンティングワールドは、いつの世代のファッションとも結びつき、流行り廃りに関係なく次の世代へとつながっていく可能性はありそうです。


ハンティングワールドはなぜ高い?

ハンティングワールドはなぜ高いのでしょうか。理由は「本物にこだわって作られているから」です。具体的には、素材と使用感に特徴があります。

ハンティングワールドといえば、独自の生地「バチュー・クロス」を使ったシリーズが有名です。バチュー・クロスとは、ナイロンクロス・ナイロンジャージ・ウレタンフォームの3層構造になったオリジナル素材のことであり、次のような特徴があります。

  • 熱・衝撃に強い
  • 耐油性がある
  • 柔らかく扱いやすい

日本では、普段のおしゃれを楽しむブランドとしてのイメージが大きいハンティングワールドですが、本来はリアルなアウトドアを目的として作られているブランドです。

創業者のボブ・リーは、実際に経験した過酷な状況でも劣化しない商品開発に取り組みました。ハンティングワールドのバッグは熱や油でも劣化せず、荷物を詰め込んでも柔らかい生地によってフィットする利便性があります。

見た目のおしゃれさに加えて使い続けられる機能性は、価格に見合った価値があるといえます。

「自然との共生」をコンセプトにしたハンティングワールドは、時代によって新しさを感じさせてくれるブランドです。1965年の創業から変化を続けていますが、今後も世界で支持されていくブランドであり続けるでしょう。