ある高級美容クリームと成分が酷似しているということで美容用に使う人が増えたヒルドイドクリーム。
美容目的で皮膚科へ通う人が増えて問題になりましたが、中には顔に塗ると赤くなるといったような口コミがいくつかあるのも事実。
ヒルドイドを顔に塗るのは美容的に効果が高いのかそれとも低いのか?
気になる点についてまとめてみようと思います。
もくじ
ヒルドイドを顔に塗る正しい順番
ヒルドイドを顔に塗る順番として推奨されているのは以下の手順です。
- 洗顔後、ローションで整えて潤いを与える
- 掌にパール大くらいをてのひらに伸ばして、顔全体に塗る
- 少しヒルドイドが浸透するくらいにマッサージをする
- 顔全体が保護される様に薄く薄く伸ばす
夜間は朝よりも多めにパール大二個分くらい、やはり洗顔後に塗ります。
これだけで保湿と肌の血行が良くなるという声が多いです。
感覚的にはオールインワンジェルのように使っている人が多いです。ヒルドイドだけを塗っているというわけですね。
ただ、朝に沢山塗るのは日焼けが心配という声があるので注意が必要です。
ヒルドイドにオイルが含まれているためですが、塗り過ぎなければさほど問題にはなりません。
一つ懸念されるのが、美容目的にヒルドイドを保険適用で処方される人が増えることによって保険機関の財政が圧迫される可能性があるということ。
その結果、ヒルドイドが保険適用の対象から外されるような事態になった場合、アトピーなど皮膚疾患に使いたくても保険適用対象外のために高額になる可能性があります。
こうした結果にならないためにも、本来の方法ではない美容目的での転用についてはご注意いただけたらと思います。
ヒルドイドを顔に塗ると赤くなる理由とは?
それほど多いわけではありませんが、ヒルロイドを顔に塗ったら赤くなってしまったというケースはあります。
いわゆる赤ら顔という状態ですね。
理由としては、ヒルドイドを顔に塗ることによって血行が促進され、一時的に顔が赤くなったように感じることが考えられます。
そのため、ヒルロイドを顔に塗ることで赤ら顔の症状を引き起こす可能性もあるので使用する際には注意が必要です。
一般的にヒルドイドはアトピーの人に皮膚科で処方されることが多い薬なので、肌の弱い人であっても赤くなるようなことは多くはありませんが、アレルギーのある方であったり初めて使う人は狭い範囲に試しに塗ってみて赤くならないことを確認する方が安心です。
↓↓ヒルドイドの詳細はこちらが参考になります。
https://www.rad-ar.or.jp/siori/kekka.cgi?n=14227
ヒルドイドを顔に塗って後悔したという人の口コミ
ヒルドイドを顔に塗って赤くなる可能性はそれほど高くはありませんが、顔に塗って後悔したという口コミを稀に見かけることがあります。
6回目のデュピクセント以降からアトピーが少し悪化したので、2日間だけ顔にステロイド入りヒルドイド混合クリーム塗って、2日間塗らないでいたら悪化したところがリバウンド起きてしまった!ステロイド塗らなければよかった。後悔でしかない。しかし、こんな短期間だけでリバウンドとか有り得ない。
— クリア ラテ (@shareallforone1) September 30, 2018
こうした事例があることは覚えておいた方が良さそうです。
使い始めは、体の目立たない部分から始めて、顔に塗る場合も同様に少量を目立たない顔の部分で試してから使うようにして欲しいと思います。
ただ、これまで使っていなかったことを後悔する口コミもありました。
ここ数ヶ月、マスクのせいで初めて顔にまでアトピー症状が出てきたんだけど、ヒルドイド使う様になったら、逆に肌の調子が絶好調!
昔から処方されてたけど、使用せず使用期限が切れて捨ててたのを後悔した。
なんて勿体無いことをしてたんだ…
— 夕焼け (@tiara77tiara98) November 10, 2020
肌の状況によってもヒルドイドの効果は変わってくる可能性があるので、使用の際には皮膚科医に確認して使うようにしましょう。
ヒルドイドを顔に塗るとシミが消えるって本当?
ヒルドイドは主に皮膚の保湿や修復を目的とした薬用クリームであり、その効果は多くの人に支持されていますが、シミに関しては直接的な効果を期待するのは難しいでしょう。
理由は、ヒルドイドにはシミを直接薄くする成分は含まれていないという明確なものがありますが、それでもシミが薄くなったと感じる人がいるのはなぜでしょうか。
その理由の一つとして、ヒルドイドが肌の保湿と修復を促進し、結果として肌のターンオーバーを正常化させることが挙げられます。
肌のターンオーバーが活性化することで、古い角質が剥がれ落ち新しい肌が表面に現れるため、シミやくすみが自然と薄くなる可能性があります。
しかし、この効果は主に新しいまたは浅いシミに限られ、長年にわたって蓄積された深いシミにはあまり効果が期待できないでしょう。
また、ヒルドイドはシミ専用の治療薬ではないため、シミを目的として皮膚科で処方されることはほとんどありません。シミの治療には、ハイドロキノンなどの漂白作用がある成分を含む専用のクリームが推奨されます。
これらのクリームは、シミの原因となるメラニンの生成を抑制し、既存のシミを薄くする効果が期待できます。
ヒルドイドを使用する際は、その保湿や修復効果を最大限に活かし、全体的な肌の健康を目指すことが重要です。シミに対しては、専門医の診断と指示に従い、適切な治療法を選択することが最善のアプローチと言えるでしょう。
ヒルドイドクリームとソフトの違いとは
ヒルロイドクリームとヒルドイドソフト軟膏は、基材に違いがあります。
軟膏タイプはかなりべたっとしますので、乾燥が特にひどく肌荒れが重症化している場合に使われることが多いです。
しっかりお肌の表面に膜を作ってお肌を外部刺激から守ることができるのがヒルドイドソフトになります。
ヒルドイドクリームはべたつきがやや少ないので日中も使いやすいです。
それでもべたつきが気になるのであればローションタイプがさらっとした使い心地なのでおすすめです。
特性にあった使い方をすることで、よりヒルドイドの効果が得られやすくなることでしょう。
まとめ
ヒルドイドクリームが高級クリームと成分が酷似しているという情報の真偽はさておき、美容目的に用いた場合には肌の保湿や血行促進に効果が期待できます。
ただ、美容目的にヒルドイドを処方される人が増えることが問題となっていて、今後もこうした事態が続くとヒルドイドが保険対象から外れるということが起きないとは言い切れない状況にあるので、その点は留意しておきたいところです。
そうしたことから、どうしても美容目的でヒルドイドを使いたいという場合は、市販されているクリームを用いるべきと言えます。
ドラッグストアではこうしたクリームが販売されていますが、ヒルドイドと同じように使うことができます。
比較的安価に購入できるので、美容のために使ってみたいという方はこちらを試してみてはいかがでしょうか。