シャネルのプルミエールは時代遅れ？廃盤・復刻や値上がり情報についても｜イナコド

シャネル初の腕時計として話題になったプルミエール。

当時はバブル時代で日本の勢いはすざましく高いブランド品もたくさん売れていた時代でした。全身シャネルの製品を身に着けた「シャネラー」なんて言葉も作られるほどでした。

そんな時代も昔のものとなり、シャネル人気も徐々に下火になっていき今となっては、プルミエールは時代遅れと言う人も出始めてきました。

このまま過去の古いアイテムとして衰退していくのか、それとも再ブームが訪れることはあるのか？

ここでは、そんな高い人気を誇っていたシャネルのプルミエールについて、2023年現在の状況についてお伝えしたいと思います。

シャネルのプルミエールは時代遅れ？

1987年にシャネル初の時計であるプルミエールが発売されました。バブル期にはシャネル人気から「シャネラー」と呼ばれる人々のあいだで大きな人気となり、当時のプルミエールを自宅で大切に保管している人もいるのではないでしょうか。

しかしバブル崩壊後、シャネル人気は徐々に衰退していき、2010年頃までは一部で「時代遅れ」と言われていたようです。それから10年以上が経過した現在も、プルミエールは時代遅れと思われてしまうのでしょうか。

ファッションのトレンドは、およそ20年ごとに繰り返される傾向があります。そして2023年の現在はプルミエールの人気が再燃しており、時代遅れの声はあまり聞かれなくなりました。

時代遅れと聞かれなくなった背景には、次の２つの理由があります。

プルミエールの復刻版は、注文が殺到したために入荷まで半年待ちとなった店舗もあるようです。

当時と変わらない人気の高さを感じる復刻版ですが、実際はどのように評価されているのか気になりますよね。オリジナルモデルとの違いについてもお伝えします。

シャネルのプルミエールといえば、ゴールドカラーにレザーの編み込みが印象的ですよね。

しかし、現在はゴールドカラーの初代プルミエールは廃盤となり、シルバーカラーへと変更されています。

初代のプルミエール発売時からのシャネル愛用者にとって、今回の復刻ニュースを待ちわびていた人もいるでしょう。

2022年10月1日、35周年を記念した復刻版「プルミエールオリジナルエディション」が発表されました。定価はおよそ75万円、ゴールドカラーの初代デザインを忠実に再現していることで人気となっています。

オリジナルデザインと比べて、復刻デザインには次の違いがあります。

上記の特徴から分かるように、細かい違いはパッと見てすぐに気づかない人も多いのではないでしょうか。

初代のデザインを限りなく再現しているのも人気の理由ですね。

ウォッチケースはほぼオリジナルデザインのまま復刻されていますが、決して古さを感じさせない上品さが魅力であり、当時から洗練されたデザインであったことが分かります。

サイズはS・M・L・XLの4種類あり、オリジナルに比べて少し小さめになっています。

シャネルのプルミエールは2022年の9月と11月、最近では2023年1月6日に値上がりしました。原材料の金やダイヤモンドの価格高騰、為替の影響によって、値上げはやむを得ない状況になっているのです。

気になるのは、どのくらい値上がりしているのかという点ですよね。

モデルによって異なりますが、2022年9月の時点では5～7万円値上げされました。新品だと50万円前後、中古の場合だと5年前まで10万円以下で買えていたものが、13～16万円に値上がりしています。

復刻したプルミエールのオリジナルエディションは、発売当初の定価75万９千円から85万8千円に値上がりしました。およそ10万円の値上がりは、シャネル人気にどのように影響していくのか気になるところです。

シャネルなどのブランド品に関する今後の値上げ情報にも注目しておきましょう。

シャネルのプルミエール人気には、次の理由が挙げられます。

日本だけでなく世界的にも人気のプルミエールは、生産終了となったシリーズもヴィンテージシャネルとして価値があります。

古いモデルも人気が続く理由には、デザインはもちろんのこと高品質の素材を使用した長く使える製法にあります。

海外のセレブや有名人の愛用者も多く、今後も世界中で人気は続いていくでしょう。復刻して、さらに洗練されたプルミエールは、今から身につけても時代遅れにならないブランドですね。