良いカメラはたくさんありますが、ライカはその中でも特別な存在として憧れを抱いている人は多いでしょう。
中古でもいいからライカが欲しい…と思って値段を見ても、そう簡単に手が出せるような価格ではないことが多いくらい人気のアイテムです。
その一方で、ライカは性能と価格が見合っていないとか、時代遅れといった声が聞こえてくることもあり、実際のところはどうなのか調べてみました。
ライカの魅力や評判が気になる方はぜひ参考にしてみてくださいね。
もくじ
ライカは高いだけの時代遅れなのか?
1849年創業のドイツ製カメラ「ライカ」は、2019年に創立170周年を迎えました。
使って初めて実感できるライカ独特の世界観は、写真好きな人にとって一度は憧れるカメラとして人気のある一方で「性能が価格に見合ってない」「高いだけで時代遅れだ」との意見もあります。
たしかにライカの一般的な価格は50万~100万で、中には100万円を超えるものやレンズだけで10万以上するものもあり、他のカメラと比べても決して安いとは言えないブランドとなっています。
確かにライカ以外の製品で安くて高性能なカメラはたくさん存在します。それでもライカが愛される理由としては以下のような特徴があるからです。
- 職人の手作業で作られた芸術的な価値がある
- レンズの性能が高くワンランク上の写真が撮れる
- 世界中に愛用者がいて中古品も人気がある
ライカは高いだけではない魅力があり、何年たっても時代遅れと感じることはないでしょう。また中古品も人気があり、1950年代に製造されたものもメンテナンスしながら現在まで使用可能です。これだけ長く使えると、ますます愛着がわいてきますよね。
ライカは決して高いだけの時代遅れではなく、使ってわかる人気の理由があるのです。
ライカはなぜ高い?3つの理由について
ほかのカメラに比べてライカはなぜ高いのでしょうか。理由は大きくわけて次の3つです。
- 手作業の工程が多く大量生産できない
- 製造元であるドイツの人件費が高い
- 高価な素材を使用している
高性能なライカは複雑な工程が多いため、機械での大量生産はできません。職人によって一つひとつ調整するのでどうしても時間がかかり、そのぶん価格にも影響しています。
さらに、生産国であるドイツは世界的にもトップクラスで人件費が高い国であることも理由の1つです。
高性能なライカは素材も高価です。日本の一般的なカメラはプラスチック素材や樹脂製レンズが使われていますが、ライカは合金の真鍮(しんちゅう)やアルミ・ガラスレンズなどが使われています。
なぜ高いのか、3つの理由からほかのカメラとの違いがわかりますよね。なかなか手が届きにくいライカですが、メンテナンスをすれば数十年使うことができますし、機能についても価格に見合った価値があるのではないでしょうか。
ライカは壊れやすい?性能が悪いのに過大評価されてるのか
ライカは種類や中古品の状態によっては、下記のように壊れやすいとの口コミがあります。
- M5などの露出計内蔵の製品は壊れやすい
- シャッターがきれなくなったり巻き上げできなくなったりする
ただし、壊れやすいとの口コミは少数であり、普通に使っていればほとんど壊れません。なかには10年以上使って初めて壊れたとの声もありました。
ライカは自社製にこだわっていましたが、一部の製造ラインをカナダで生産し始めたことで「性能が悪くなったのでは」と感じる人がいるようです。また、過大評価と感じる理由には「そもそもライカは何がすごいの?」と疑問の声もあります。
性能が悪いのに過大評価されているとの口コミは、ライカを使ったことがない、もしくは性能を発揮するまで使い込んでいない人が多いのではないでしょうか。お伝えしたように、ライカは職人によって追及されたカメラであり、価値を実感した愛用者が世界中にいるのです。
過大評価と言われる一方で、長く愛されてきた人気の理由についてお伝えします。
ライカはなぜ人気?高くても愛される理由とは
ライカは簡単に買える値段ではありませんし、レンズなどの付属品だけでも高いですよね。さらに長く使い続けるにはメンテナンスが必要不可欠……。正直、買うべきかどうか悩む人も多いのではないでしょうか。
それなのにライカはなぜ人気があるのか、高くても愛されている理由には下記のものがあります。
- こだわりがある人も満足できる描写力がある
- 個性が強いので古くなっても型落ちのイメージがない
- 高級感があり撮りたいモチベーションがわく
なんだか理由を聞くと今すぐ使いたくなりますよね。ライカ社は購入後のサポートも充実しているため、安心して長く使えるのも愛される理由ではないでしょうか。
ライカにはほかのカメラにはない楽しさがあり、あなたも使い続ければきっと値段以上の価値を感じられるでしょう。