さつまいもの中でも人気の高い紅はるかと紅あずま。
日本で2番目に多く栽培されている紅あずま、3番目の紅はるかの見分け方や特徴についてまとめてみました。(ちなみに、1位はコガネセンガン)
一見すると似ている紅あずまと紅はるかですが、見分け方を知った上で見れば違いは歴然なので、簡単に見分けられるようになれますよ。
この記事では、紅あずまと紅はるかの見た目の違いや見分け方、料理やスイーツづくりの際に適したさつまいも選びについてお伝えしていきます。
もくじ
紅はるかと紅あずまの違いは?
紅はるかと紅あずま、名前は似ていますが、ざっくり挙げるだけでも次のような違いがあります。
- 生産地と旬の時期
- 皮と実の色
- 糖度と食感
これだけ違いがあっても、スーパーに売られているさつまいもを見分けるのは難しいですよね。違いが分かれば、おすすめの調理法や自分の好みにあった焼き芋を選ぶことができます。
まずは見た目で見分ける方法と、気になる糖度の違いについてもお伝えします。
紅あずまと紅はるかの見分け方は見た目だけでOK?
紅あずまと紅はるかは葉の形が一緒なため判別しにくく、苗の段階で正確に見分けるのは難しいですが、芋になれば見た目で区別がつくほど明らかに違いが出てきます。
紅あずまと紅はるかでは色の濃さや形の違いが大きく異なるので、一つひとつ個体差はあるものの次のような特徴を目安に見分けることができます。
紅あずまの外見上の特徴
皮は濃い赤紫色で見た目は紅はるかよりもゴツゴツとしていて色や形は揃いやすい
ので整っていることが多いのが特徴です。
果肉の色は黄色く粉質なのが特徴ですので、断面も見られる場合は中身でも判別できるくらい違いがあります。
紅はるかの外見上の特徴
外見はそれほど紅あずまと変わりがありませんが、皮は紅あずまよりも明るい紫色で、のっぺりとした形をしています。
慣れていないと単独で見れば紅はるかだと断言するのは難しいかもしれませんが、紅あずま比べて見れば違いがよくわかるはずです。
切った断面は白っぽい黄色で「ヤラピン」という白い乳液が出てくるのが特徴なので、断面が見れる状況であれば確信を持って紅はるかだと見分けられるはずです。
紅あずまと紅はるかの糖度の違い
紅あずまと紅はるかの見た目以外の決定的な違いは糖度
にあります。
紅あずまの糖度は生の状態でおよそ14度、加熱後は32度ほどになります。一般的にスーパーなどで売られているホクホクとした焼き芋は、紅あずまを使用していることが多いです。
一方で紅はるかの糖度は生の状態でおよそ35度、加熱後は50~60度にまでアップします。
紅あずまと比べてみると、糖度の高さが分かりますよね。ねっとりとした焼き芋が好きな人は、紅はるかがおすすめです。
ちなみにそのほかのさつまいもの糖度は、安納芋が20度、シルクスイートは8度です。
一般的なさつまいもの糖度は7度前後といわれているため、紅あずまも紅はるかも糖度は高く、焼き芋にピッタリの甘いさつまいもだといえますね。
溢れ出る蜜、ねっとり食感の極上熟成紅はるか
日本有数のさつまいも生産地である大洗の大自然から生み出される、ミネラルたっぷりの紅はるか。
栄養たっぷりでダイエットや便秘解消の対策に最適です。
焼いてみて驚いたのは、トロトロすぎて半分くらい液体だったこと。紅はるかの溢れ出る蜜はヤバすぎますw
/
今だけの増量キャンペーン実施中です!
\
紅あずまと紅はるかの主な特徴と最適な調理法
さつま芋を使った料理やお菓子作りで美味しくさせるには、特性に合ったさつま芋を選定することが大切です。
ここでは、紅あずまと紅はるかに適した調理法をご紹介していきます。
紅あずまはホクホク食感で料理にも使える
紅あずまは12月から2月が旬で、生産地は茨城や千葉です。繊維が少なくやさしい甘みがあり、サラサラとした粉質が特徴です。
加熱するとホクホクした食感になり水分は少なめなので、天ぷらや煮物料理にも合います。
お菓子作りからおかずの一品として、幅広く使えるさつまいもです。
糖度ナンバーワンの紅はるかはスイーツにおすすめ!
紅はるかは11月から1月が旬で、主に九州地方で生産されています。強い甘みが特徴の食感はねっとりクリーミーなさつまいもです。
水分が多く加熱するとしっとり仕上がるため、濃厚な焼き芋やスイートポテトなど甘さをいかした調理法がおすすめです。
シルクスイートの違いは食感にある?
シルクスイートとの違いは、紅あずまと紅はるかのどちらの特徴も持っていることです。
収穫したばかりは粉質のサラサラとした食感になり、どちらかといえば紅あずまに似ているといえます。収穫後、貯蔵しておくことで徐々に甘さがアップし、紅はるかのようなしっとりなめらかな食感になります。
紅はるかに似ていますが糖度は8度前後なので、やさしい甘さを感じられます。
紅あずまと紅はるかの値段の相場は?
紅あずまと紅はるかの値段は次の通りです。
- 紅あずま…1本198円、3本入り390円(税抜き)
- 紅はるか…1本158円、3本入り298円(税抜き)
スーパーではバラ売りで欲しいぶんだけ購入できるので、時期によって違う品種を食べ比べてみるのも良いですね。
さらに、楽天通販での5㎏あたりの値段は次の通りです。
- 紅あずま…2600円
- 紅はるか…2980円
通販でまとめ買いをするなら紅はるかよりも紅あずまの方がお得に購入できそうです。
サイズや無農薬などの条件によって、値段が2倍近く違う場合もあるのでチェックしてみてくださいね。