消費期限が切れてしまった食パンでもカビが生えてなかったら食べても大丈夫なのでしょうか。
多くの場合、カビが確認できるかどうかを目安に食べられるかどうかの判断をしていると思いますが、カビは目視で確認できない場合でも胞子がたくさん付着している場合があります。
そのため、見た感じではカビを確認できない場合でも消費期限が過ぎた食パンは食べないようにした方が安全と言えます(そもそもそのために設定された消費期限ですしね)
ここでは、消費期限が切れた食パンと食中毒の関係性や冷凍した場合の消費期限の考え方についてまとめていますので、参考にしてみてくださいね。
もくじ
食パンは消費期限切れでもカビ生えてないなら食べて良い?
食パンはカビが生えていなくても、「見た目が問題なければ大丈夫!」と消費期限を過ぎていても食べてしまう人は多いかもしれませんが、消費期限後の食パンは食べない方が無難です。
理由は、すでにカビが生えている可能性があるからです。
カビには目に見えるものとそうでないものがあって、見える部分はカビの胞子で菌糸の部分は目に見えません。
少しでもパンのカビを発見したときには、すでに見えないカビが全体に広がっている状態になっていることがほとんどです。
期限切れですぐにカビが生えてくるわけではありませんが、1つの基準として期限を守ることで安心して食べられます。
食パンの消費期限切れから10日経ったら食べるのは危険?
「そのうち食べると思って取っておいたら、消費期限が10日も過ぎていた……」
捨てるのはもったいないと感じるところですが、消費期限切れから10日たった食パンはすでにカビが生えている可能性は高いです。(例え肉眼では見えないとしても)
ですので、消費期限切れから10日経った食パンを食べるのは避けるべきです。
口コミでも10日が過ぎれば「さすがに廃棄した」という声がある一方で、気にせず食べている人には次のような理由があります。
- 消費期限切れでもトーストすれば大丈夫
- ジャムなどをたくさんつければあまり気にならない
- カビがなければ食べる
確かに消費期限切れですぐにカビが生えるわけではありません。
気候や保存状況によって劣化の早さは変わりますが、まずは消費期限を守り1日でも過ぎたら食べないことをお勧めします。
自己責任で食べている人もいますが、食中毒の危険もあるので注意しましょう。
消費期限切れのパンで腹痛!これって食中毒?
「風邪じゃないのに腹痛と吐き気も……」もしかしたら消費期限切れのパンが原因かもしれません。
パンの見た目に変化はなくても、日が経つにつれ品質は落ちていきます。
食パンに生える主なカビの種類は、青カビ・黒カビ・赤カビ・クモノスカビの4種類あります。
表面がねばねばして、酸っぱい匂いがしたら注意してください。食中毒やアレルギー反応を起こすことがあるためです。
さらに、パンをトーストしてもカビは死滅しません。消費期限切れでカビが生えると、ノロウイルスやロープ菌による食中毒の危険が高くなります。
「少し期限が過ぎただけだから大丈夫」と、消費期限切れのパンを食べた経験がある人は多いのではないでしょうか。
いつもは平気でも体調によって腹痛を起こしたり、食中毒を起こしたりすることがあります。パンは買ったらすぐに食べるか、食べきれないときは冷凍保存がお勧めです。
食パンを消費期限切れ当日に冷凍!消費期限切れのあとも食べられる?
食パンは、冷凍すれば1か月保存できます。消費期限切れ当日に冷凍しても大丈夫ですが、品質が落ちてしまうので2週間以内に食べきりましょう。
食べきれないと思ったら、買ってきてからなるべく早く冷凍することをお勧めします。
冷凍していた食パンの消費期限切れを心配する人もいるかもしれませんが、冷凍していた場合は表示されている食パンの消費期限は変わるので気にせず食べられます。
解凍してから放置しておくと、劣化が進んでしまうので注意してくださいね。
食パンを解凍したら、トースターで焼くなどしてすぐに食べるようにしましょう。