もくじ
大人になったらどうする?五月人形の処分のタイミングはいつか
五月人形の処分のタイミングは、家庭によってさまざまで特に決まりはありません。
もともと五月人形は、男の子に起こる災いや病気の身代わりになってくれると言われています。
ですので、成人して自立したタイミングで飾るのをやめ、処分する人が多いようです。
ちなみに、奈良時代では「元服」という儀式が終わってから処分していました。これは子供が一人前になるための儀式で、11~16歳の間に行われていました。
もちろん自立したからといって、必ず処分しなければならないということはありません。
小さいころから大切にしてきた五月人形は、愛着がある人もいますよね。
自分がもう処分していいと思った時が、タイミングと考えるのも良いでしょう。
五月人形は何歳まで飾るのが良いか
五月人形は、成人を迎える20歳まで飾るのが一般的です。
なかには中学生になったら飾らなくなったという人や、子供が20歳を過ぎても家にいるので飾るという家庭もあるようです。また、季節のイベントとして飾ったり、子供と父親のものを並べて飾ったりする人もいます。
20歳を過ぎたら飾るのをやめなければいけないわけではありません。何歳までとこだわらず、五月人形を飾りたい気持ちを大事にしていきたいですね。
五月人形の処分に大切なことは?ブログの口コミをチェック
五月人形の処分についてのブログを見ると、大切なことはしっかり供養して処分することだと分かります。
供養についてはいくつかの方法がありますが、一番多いのは神社やお寺で供養してもらうことです。料金は3000円ほどかかります。自宅の近くで供養してもらえる神社を探してみると良いでしょう。
さらに供養代行サービスや、自分で供養する方法もあります。
供養代行サービスは日本人形協会が行っており、料金は5000円ほどです。
ブログで分かったことは、感謝の気持ちをもって処分している人が多いことです。
五月人形をそのまま処分するのは少し抵抗がありますよね。
処分に困っている人は、供養するという気持ちを持つことで抵抗は少なくなるのではないでしょうか。
五月人形の処分方法には供養以外に何がある?受け継ぐことはできるのか
供養して処分する以外には、リサイクルショップや専門店での買い取りや、寄付する方法があります。
リサイクルショップでは、無料の引き取りでも断られることがあるので注意しましょう。
理由は、五月人形を中古で購入する人が少ないことにあります。
五月人形を親から子へ引継ぐこともできますが、あまりお勧めできません。
五月人形は災いから個人を守るものです。厄を引き受けたものを受け継ぐのは、あまり好ましくありません。中古で購入する人が少ないのも納得できますよね。
しかし家庭によっては、受け継ぎながら大切に保管している人もいます。
受け継ぐ時は、よく話し合ってお互いに納得することが大切ですね。
五月人形を寄付するには?無料でできるのか
五月人形を寄付する先には、幼稚園や福祉施設などがあります。いつでも寄付できるわけではないので、まずは住んでいる自治体に確認してみましょう。
また、発展途上国への支援として寄付をすることで、ワクチン募金ができるところもあります。
NPO法人グッドライフの「セカンドライフ」サービスのように、年間通して寄付を募集しているサービスもあります。
寄付といえば、お金がかからないイメージがある人も多いのではないでしょうか。
五月人形の寄付にはお金がかかるので、注意しましょう。
具体的には、送料や保管費・事務手数料などで3000円ほどかかります。
五月人形の寄付については、自分の厄を引き受けた人形を譲るという意味から好ましくないと思う人もいるようです。
しかし、五月人形の寄付で喜んでくれる人もいます。厄を引き受けるという意味だけを考えずに、一つの処分方法として考えておくのも良いですね。